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第17話 地下の空洞

2003年05月25日 00:00

第17話 地下の空洞

地下の空洞   地下工廠はもっとある!


 大きな建物を建てるとき、前もってその場所の地下構造を知っておくために直径10cmほどの穴を垂直に掘り、その土を取り出して分析します。これを「ボーリング調査」といいます。
市内であるビルを建てるとき、事前のボーリング調査中に地下14mのところで高さ3.2mもある空洞にぶつかってしまったのです。SF映画ではありません。事実です。

■地下壕の跡か?

 ボーリング調査の報告書を見て下さい。左の数字が地表からの深さ、次の数字がその層の厚さを表していますから、地下13.95mから17.15mの間、3.20mが空洞ということになります。
説明として「旧防空壕の跡と思われる」と書いてあります。旧防空壕とは太平洋戦争中に空襲を避けるために掘られた穴のことです。普通、個人の家で掘る防空壕はその家族が入れるだけの大きさでじゅうぶんですが、この空洞の高さは3.2m、大人がかたぐるましても天井に手が届かない大きさです。

 これは芹沢の中丸地下工廠のような地下工廠の一部にまちがいありません。壕の高さや東京パミス層の所を掘り抜いている点も一致しています。(このビルの下では東京パミスは地下15mの所にあります。)

これと平行して作られたと思われる地下道がすぐそばにあります。これは地元の方によれば途中で空気を通すための縦穴があり、これが近所の家の庭先にあって子供の頃はよく入って遊んだと言うことですが今はふさいであるようです。

え?それはいったいどこなのかって?
市内某所ということにしておいてください。いろいろ都合がありまして・・
でも本当のことですよ。


■地下水路の可能性も

 明治の終わり頃、地元の超大物、大矢弥市さんのもとで芹沢西牢場の水を中栗原(栗原神社のあたり)へひく地下水路をつくりました。これは西牢場に入り口が二つあり、地下でつながっていたということですが、今は地下水路の出口も入り口もどこにあったのかわからなくなっています。これは高さが3.2mもないとは思いますがどこかにあるはずです。その大矢弥市さんの子孫の方に直接うかがいましたが、もはや位置はわからないとのことでした。


■他にもたくさんある

 地下工廠は芹沢だけではありません。目久尻川の両岸、崖の部分には数え切れないほどの横穴があります。その多くが個人用の防空壕ではなく大規模な地下工廠の一部です。そのほとんどは入り口を完全にふさぎ、過去に封印をしてしまいましたが、一部はふさぎ方が甘くて露出しているものがあります。中にはふさがずに個人の倉庫になっているものもあります。

 まめこぞうは芹沢公園内にある別の地下道に入りました。しかしここは入り口を入ってすぐの天井が崩れていて、人が通れるだけの隙間はあるものの、ちょっと危険を感じました。
さらにこの地下道は出口がないものと思われ、すなわち空気の出入りがほとんどない状態ですから中の酸素量にも不安があります。酸素不足を検知するもの(たとえば火)を持ち込むかどうか考えましたがやはり調査をうち切りました。聞くところによるとこの道は地表の高座工廠への裏玄関だったとか。小田急の陸軍士官学校前駅(現相武台前駅)からバスでやってきてこの通路を通って工廠に入るのが普通のルートだったそうです。


 こんな地下道が栗原中央、南栗原、さがみ野、東原あたりにはたくさんあるのです。うわさでは最長のものは厚木飛行場まで続いているとか・・・目的から言ってあり得ないことではありません。また、中でトラックがすれ違うことができたという地下道もあったそうです。これは実際にそこで働いていた方のお話ですので事実でしょう。

■何のための地下道か?


 多くはさきに述べたような通路だったようで、実際に地下で機械を作ることはあまりなかったとも言います。
また、実際に作業していた人の話では重要書類の他に醤油や衣服などが保管されていたとも言います。つまりは倉庫としての一面もあったわけです。ちなみに終戦時にその物資は行方不明になって消えてしまったそうです。想像はつきますが・・・

地下に保管と言えばドイツでもナチスが入手した美術品や重要な物品を地下の岩塩鉱山に隠したことは有名ですから、枢軸国は同じことを考えたのですね。
でも現代の戦争では地下だろうが網目のような通路だろうがおかまいなしに焼き尽くす特殊爆弾が何種類も用意されています。イラクの方々も不幸でした・・

■ちょっと心配なこと


 しかし何にせよ、このビルの下には出口のない大きな空洞があることだけは事実です。ところで地下に空洞があるとすると地表は安全なのか・・陥没するようなことはないのか?とご心配でしょう?東京だか埼玉だかでは最近戦時中の地下道が崩れ、地表の家が傾いたという事件がありました。
座間も絶対安全とはいえません。でも中丸地下工廠を見ると60年たった今も全くと言っていいほど中は崩れていません。他の地下道で崩れているのは出入り口付近だけです。これは出入り口が季節による温度差や風雨によって激しく風化しているためで、奥の方にはほとんど影響ないようです。関東ローム層という土は土木の面では結構しっかりしたものなのです。
この地下道による陥没を心配なさるなら・・・
実はもっと危ない家がいくらでもあります。関東ローム層は何万年もかけて積もってきましたから粒と粒がお互いにしっかりと支え合っているのですが、いったん掘り返してからたたいて固めてもその支えは失われ、大変崩れやすくなるのです。斜面に無理をして建てたおうちがたくさんありますよね、その土台はどんな土の上にあるのでしょう?出っ張りを切り崩してへっこみを埋めたような場所はコンクリートの壁があっても大きな地震で崩落しやすいのです。お気をつけ下さい。
たぶん次に大きな地震が来ても・・・地下工廠は崩れ落ちないだろうとまめこぞうは信じています。

まめこぞう

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