気になること

側生地と通気性

 木綿ふとん用の生地

 羽毛ふとん用の生地

上の二つの写真の違い、わかりますか?

違いは、織りの密度です。

クリックして拡大して比べてみてください。

木綿ふとん用の生地は織りが粗く、羽毛ふとん用生地のほうが密度が高いのがわかると思います。

ふとんは、中わたの種類によって、使用する側生地も変わってきます。

羊毛わたには羊毛用の生地、羽毛には羽毛用の生地、木綿わたには木綿わた用の生地…と。

生地の織り方には、綾織(サテン)、平織り(ブロード)、ツイル織り、などがあります。

中綿の種類で変わるのは、織りの密度です。

密度の違いといっても、わかりにくいと思いますが、簡単にわかる方法があります。

口をあてて、「ふ~っ」と息を吐いてみてください。

羽毛ふとんだと、息が通りにくいのですが、木綿ふとんだと通りやすいのがわかります。

一般的な生地では、木綿わた用<羊毛用<羽毛用、の順番で密度が高くなります。

密度が高いと通気性は悪くなります。通気性が悪いと、睡眠中ムレやすくなります。

羽毛ふとんが暑く感じる方が多いのは、側生地の通気性が悪いことも原因のひとつだと思われます。

羽毛ふとんの下にタオルケットや綿毛布、
パシーマなどの綿素材を使用すると、ムレ感が軽減されます。

羽毛や羊毛は、湿気や汗を吸収して発散させる機能があります。

でも、密度の高い通気性の悪い側生地では、その機能が100%発揮できないのです。

それなら、通気性の高い目の粗い生地を使えば ? と思うのですが…

目が粗い生地だと、中綿が外に出やすくなってしまいます。

特に羽毛は、生地が粗いと細かい毛羽がたくさん出ます。

カバーをはずした時や、ふとんを敷く時に、部屋に羽毛が舞い上がって大変なことになります。

通気性が良く、なおかつ毛羽も出ない、そんな素材があればよいのですが、羽毛では難しいようです。

少しでも通気性の良い羽毛ふとんをお薦めしたいと思い、ゴアテックスの羽毛ふとんを試験中です。

使ってみて良ければ、お客様にお薦めしたいと思っています。


快適な寝床内気象は、温度33℃湿度50%といわれています。

数字だと実感がわきませんが、『適度な暖かさで、ムレずに爽やかな寝心地』 ということでしょうか。

敷きふとんでは、
ビラベックが理想に近いと思います。

寝具を購入される際に、中綿の品質も大切ですが、側生地の通気性も寝心地を左右します。

特に暑がりや汗かきの方は、生地の通気性が重要ですので、よく相談して購入することをお薦めします。